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自転車の入荷について

インフォメーション ニュース 商品紹介

こんにちは、雷太です。

GW真っ只中! 今年は8日の最終日以外は元気に営業しております!

さてGW前半旅行ついでに遠方からのお客様がHPの在庫表をご覧になられて実車確認で寄っていただき、ご成約をいただきました。ありがとうございました!!

コロナ禍にあり、世の中の多くの事に変化が出ましたが、流通は大きく変化したと言ってもいいかと思います。自転車界も特にそうです。皆さんご存知の通り在庫不足が今僕たちの業界では大きな問題になっています。自転車の入荷がなぜ遅れているのか?その理由を今回はお伝えします。

1)コロナ禍による自転車のイメージアップ
コロナ禍になり人と人の接触に注意が払われるようになりました。また以前より大気汚染や渋滞などの環境問題の解決糸口に自転車がありました。
世界の先進国ではこの流れでコロナ禍になり、都心部への自動車の乗り入れ禁止やサイクリングロードの整備が進み、自転車の需要が急速に高まりました。
またヨーロッパの一部の国では、一時期自転車新規購入者に対し補助金を出したところもあります。それくらい自転車への転換を政治で進めています。

2)流通の分断
先日から上海のロックダウンもあり、ここにきてダメ押しで商品の入荷予定に大きな打撃が実は来ています。
自転車の製造において、20万円以上の高級車の世の中にある殆どは台湾で製造されています。自転車と言ってもサドルやタイヤなど多くの部品からなっていて、部品の部品(なんじゃそりゃ?!)例えばネジとか、変速機の一部とか、そういったものが中国本土で作られている事も多く、本土から上海を経由して台湾に行き、部品になって、フレームに組み付けられて、出荷となります。そのHUBである上海がロックダウンになったことにより、流通がそこで止まっているという事。それにより製造ラインがある台湾では行程が大幅に狂い、日本への入荷予定が大幅に先延ばしになっています。

3)日本という小国
スポーツバイシクルもここ20年でかなり一般的になってきました。しかしながら日本全体のスポーツバイシクルの流通量はヨーロッパ諸国や北米と比較すると極小です。受注に対して少ないモノをどこの国に売るかはメーカーの考え方で大きく変わってきますが、あるメーカーではアジアでは実績の高い日本を大切にしているメーカーもありますし、反対にあるメーカーでは世界的な弱小国で全く相手にしてもらえず未だにオーダーすらまともに入れさせてもらえないところもあります。サイズも日本人サイズは全体から見れば小さめであり、小さいフレームを組み付けら五人に乗せるかどうか?で乗せない場合も多いらしいです。
またメーカーの日本法人の世界的な立場がしっかりしているメーカーと、そうでないメーカー、それと日本法人が無く、いわゆる問屋さんが日本に輸入しているケースなどでも入荷予定に大きな差が出ています。

4)部品のキャパ
自転車部品製造業として、日本では世界の誇るシマノがありますが、SRAMというところもあります。大体はこの2社でメインパーツを世界的シェアを二分しているのが現状です。上記の理由によりコロナ禍以前よりも完成車メーカーからパーツメーカーへの受注は2倍以上とも言われており、それを急に賄えるだけの設備投資が間に合っていな状況です。結果出来上がる予定のパーツをどのメーカーがどれだけ押さえるか(パーツが無ければ自転車になりません!)、そしてどのメーカーのどのモデルを生産ラインに乗せるのか?(順番)といった問題も発生しています。生産ラインに乗せるのに追加料金も発生しているところもあると聞いております。=メーカーに資本が無いと商品が出来上がらない💦

上記のような理由から当分スポーツバイシクルの輸入に関しては安定入荷が見込めないと思います。当初「22年には回復する」、「うちは大量入荷の予定がある」、等の話もありましたが、僕の予測では当分回復しません!また入荷予定もTとG以外は伸び伸びの状況です!!

また連日ニュースに出ていますが、「円安」、「ウクライナ問題」、「アルミの高騰」、「半導体不足」等、色々なモノがマイナス方面に働き、自転車関連はまだまだ値上がりすると思われます。

上記理由もあり、先日も「いいのが出たら買います!」、「ちょっと考えます」からの再来店していただきましたが、すでにそのモデルの店頭在庫は売り切れてしまい、次回入荷は23年2月予定とかもあり、申し訳なく思いますが、可能な範囲で目の前にあるサイズと用途にあったモデルからご検討いただければと思います。=長く待っていただいても値上げにより予算が合わない場合も十二分に考えられます。

という事で、業界の理由をここで書かせていただきましたが、お客様にはご希望の商品をご提案できるよう最大限の努力をしていきますので、まずは店頭でご相談いただければと思います。

商品情報!!
MASI TAVOLO Tiagra ¥218,900(税込)
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MASI TAVOLO GRX ¥251,900(税込)

pic_2021-Masi-Tavolo-GRX-Red

グラベルバイクのお問合せも沢山いただいています。ティグ溶接のクロモリフレームでかなりかっこいいですよ! こちらも無くなる前に大量に仕入しています。まだサイズが選べる状況で在庫ありますので、ご検討中の方是非店頭にてご覧いただければと思います。またこちらの商品は通信販売可能ですので、遠方の方でもご来店いただかなくても大丈夫です!

お問い合わせはこちらからお待ちしております!!

代表 鈴木雷太
代表
鈴木雷太