ディスクブレーキ全盛期の中、未だに乗り続けている愛車『VENGE VIAS』

ディスクにしようと何度も考えましたが、様々なレースを共にしてきた相棒を乗れない訳でも無いのに
引退させてしまうのはかわいそうと思っているわけです。

しかし、フレームは大丈夫でもついにホイールが限界を迎えてしまいました。
リムブレーキなので段々削れてきて割れてしまいました。写真では分かりにくいですが、表面がペコペコしてます。危うく爆発するところでした。

という事で更に乗り換えようか？どうしようか考えました。　というのもカーボンホイールのリム交換はとても費用が掛かります。

1週間、悩みに悩んで…。

買っちゃいました。リム。新品と使い込んだリムを見比べるともの凄い差が。

通常スポークは傷などの問題が無ければ再利用で問題ないのですが、荷重が掛かるリアはレース機材なので全交換する事に。

ストレートプルスポークなのでハブに通すと花火みたい。
このスポーク1本500円位します。　ちなみに最もポピュラーなスポークは1本80円位。

ニップルも特別で、左がこのホイールの。右がポピュラーなニップル。
左のはホイールの内側から専用工具で回せるタイプでより強い力でスポークを引っ張ることが出来る様になっています。

これが専用工具。ニップルのお尻が6角のナットみたいになっているんです。

後は振れ取りをしていくのですが、リムはそれぞれスポークの張り具合はこれ位という決まりがあります。これをスポークテンションと言うのですが、張りすぎれば当然リムが駄目になってしまいますし、張りが足りないと本来の性能を活かせなくなってしまいます。その昔はパリ・ルーベの様な石畳を走るレースでメカニックがこのテンションを緩くしたスペシャルホイールで走っていたという話しもありました。

ホイールの性格を左右する大切な部分です。長く使うと緩んでくるので、最近シャキッとしない気がするという方はご相談ください。

完成後実走してみましたが明らかに剛性とスピードの乗りが違う。やはりホイールはバイクの性能を大きく左右しますね。

ホイール交換も良いですが、今使っているホイールをテンションチェックやオーバーホールで性能を取り戻すというのもおススメです。
冬の恒例オーバーホールは絶賛受付中ですのでお気軽にご相談ください。