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クランクの長さテスト。

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今年のレースは無くなったので、そんな時こそシーズン中には出来ないチャレンジをしてみるチャンス。
という事でなかなか調整出来ていなかったバイクポジションについて考えてみることにした。

その中でも一番慣れが必要なパーツで、更に前から気になっていたアイテム。

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クランク長を変更してみることに。

今までは172.5mmを使用していました。身長から考えると一般的なサイズ。完成車を購入する場合も私の56サイズは標準でこのサイズが付いてきます。

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自転車を速く走らせる為にはどうしたらいいか?重たいギアを踏むか軽いギアを速く回すのどちらかです。すごい選手は重いギアを速く回してます。

当然人によって高いケイデンスが得意な人と重たいギアをトルクで走らせるのが得意な人がいます。一般的には体重の軽いライダーはケイデンス重視、体重のあるライダーはトルク重視。
私は体重のある部類に入りますのでトルク型。

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なので、長いクランクが良いのではないかと思っていました。
では、長いと何が起こるのか? テコの原理なので長ければ長いほど重たいギアを踏むのは楽になります。えっ?じゃあ長い方が良いじゃん。と思った方もいらっしゃると思いますが
そう簡単な話ではないんです。

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この写真が分かりやすいですね。丁度ペダルが一番上付近にあります。長いクランクを使った場合、クランクが一番下がった時の下死点はクランクの長さに関わらず同じ位置でないといけません。
という事はわずか2.5mmの差ですが上に多く上げないといけません。つまり股関節の柔軟性が高くないとクランクを上まで上げてくるのが非常に大変。なので回しきれなくなってしまいます。

実際に使ってみた感想としては。重いギアは明らかに使いやすくなりました。しかし、平均ケイデンスは90回転位から85回転前後になりました。平坦の高速巡行と登坂は重いギアが使えるので楽になりましたし、ダンシングでの加速はテコの原理のおかげでグッと加速できる様になりました。課題としてはペースの上げ下げが激しいと対応するのが厳しいですね。それだけ軽いギアを素早く回すのは上手く出来なくなったという事でしょうか。

もう少し、テストして来季どうするか決めていこうと思います。

事前に予約頂ければお貸しできる物もありますので気になる方は試してみるのも面白いと思います。

スタッフ 立道国一
スタッフ
立道国一