ブログ

Blog

高地トレーニング。

ニュース

先日の3連休中、東御市にある『GMOアスリーツパーク湯ノ丸』へ高地合宿へ行ってきました。

勿論、2週間の検温や体調管理、マスクなどの感染対策をした中での開催。

今回の目的は何と言ってもスイム強化!

この施設。標高1750mに屋内50mプールがあるんです!こんな環境は日本でもここだけ。まさか県内に国内随一の高地トレーニングが出来るプールがあるとは。

4BF27E5B-DBA1-493C-9DA7-E31059031F45

みっちり泳ぎ込んで来季への準備を進めようという訳です。何と言っても今の51.5のトライアスロンはスイム命ですから。

高地で酸素が薄い中での50mプール。泳いだことのない人はイメージしにくいと思いますが、25mプールと50mプールは全くの別物。50mですら後半の10mは苦しいのに、更に酸素が薄いなんて事になれば、100m泳ごうものなら、息が上手く吸えていない様な感覚。ものすごく息苦しいスイムでした。

やはり、合宿といえば周囲の選手と切磋琢磨してこそ意味があると思います。そして、自分より強い人とトレーニングする事が大切。なので、強化委員長に無理を言って「早い人を連れてきてください!」と懇願しておきました。

そしたらですね…。過去日本選手権において3位入賞経験もあり、競技復帰は無理だと言われた大病から見事復活を遂げた 三井住友海上所属 椿 浩平選手 が参加してくださることに。

いやいや、まさかですよね。私は県内の強いスイマーが来るんじゃないかと思っていたところ。願ってもいない現役エリート選手とトレーニング。こんな機会は滅多にありません。

実際、海外遠征もある選手から聞く話はどれも自らのステップアップには欠かせない重要な話ばかり。スキル面は勿論目から鱗でしたが、何と言ってもメンタル面の話は感動しました。

椿選手は2016年に大病を患い、医者から競技復帰は無理だと言われたそうです。そんな状況において根拠もないのに、必ず復帰する。と自分を信じ続けて見事復帰してきた人なんです。
何の根拠もなく自分を信じ続けるなんてもの凄い事ですよね。普通は何か切っ掛けというか、出来そうな気配があれば自分を信じる事は出来ると思います。

私も無理な話は無理と考える方でした。手が届きそうだから頑張るもんだと。

でも、どんなに無理な話でも、自分でこれは出来ない事と決めてしまえばそこで行き止まり。しかし、どんだけわずかな可能性であってもどうすればいいのか?何をやればいいのか?それを考えて行動する事をやめなければ前に進めるんです。
たとえその目標が達成できなかったとしても、進み続けた人には次の道が開けるはず。

そう考え、意識したこの合宿は全く別物になりました。 強い選手というのはそういった通常では考えられない事を意識しているから強いんだと。

 

合宿で楽しい事といえば食事。普段と違う物が食べられます。

CB136973-EBA9-49AD-9A6F-C70E8D86B512

美味しそうなご飯ですよね。山盛りのご飯は450gでしたw ちなみに2杯食べてます。
アスリート食堂という場所があって、ここで3食食べていました。高原なので周りには何もありません。なので、この美味しい食事が何より楽しみでした。

食も大事なトレーニング。無理な食事制限は良くありませんが、食べる必要のあるもの、食べなくてもいい物を意識していこうと思います。

すっかり何もないまま終了しそうだった今シーズンにとても有意義な合宿をさせてもらって来季への良いステップになりました。
送り出してもらった家族、会社、合宿関係者の皆様には感謝の気持ちで一杯です。

どんなに寒くなっても来年、野尻湖優勝と国体30位以内の目標を達成するために日々積み重ねていきます!

スタッフ 立道国一
スタッフ
立道国一