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カーフマン 南関東ステージ

レポート

さてさて、カーフマンのレポートがまだ書けていませんでしたので。

今回参加してきたのは神奈川県は川崎市、東扇島で行われた南関東ステージ。前回のステージでは総合2位、年代別1位と好調でしたので
この南関東は更にレベルが高いのでここでの順位が非常に大切。 前回のが人数が少なかっただけではない事を証明するべく。

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もう何回も来ていますから、朝の準備は手慣れたもの。 まずはバイクをホテルへチェックイン。
今回もしっかりとバイクステッカーを綺麗に張ることは叶いませんでした。

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係の人にしっかり挨拶。これはいつも心掛けています。
マーシャルをやっていただいている人はこれを専門にお仕事をされている方ではありません。皆さん大切なお休みを使って頂いているのです。感謝の気持ちを忘れてはいけません。

 

バイクを預けたらウォーミングアップ。
昨年のログをチェックしていたら第1ランで入りの1キロは3分20秒を切るタイムなのに関わらず、次の1キロは3分30秒と大きくタイムを落としている。これはアップ不足で心拍は余裕なのに体が動いていないのでは?と推測。そこで今回はランコースを2周回の5キロ+芝の上でのウインドスプリントを入念に。更に教えてもらっている体の連動を意識するためのドリルを行ってみた。

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準備を整え、スタート地点へ。 計測の為のアンクルバンドを取り付け。 今回これをつけ忘れている人が多かった。レースでは事前の行動をあらかじめイメージしておく事が大切ですね。

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立道を探せ!
スタート後は一直線に走り、その後一気に道が狭くなるうえに急な右コーナー。イン側で攻める為に右に並ぶ。

スタートに並んでいるとナイキの厚底シューズの多い事。 しかし、走るのは靴ではなく人間です。

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今安定して出せるスピードはキロ3分15~20秒。これだと先頭で走るのは無理。なので今回は先頭からちょい後ろに陣取ることに。
スピード練習もこなせていたので落ち着いて走れていた。

入りの1キロが3分20秒。

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まずまずだが先頭集団からは遅れてしまう。ここのあと少しのスピードが今後の課題。そして、次の1キロは3分30秒。ちょっと落ちてしまったようだがコースや風の影響もありそう。
昨年は3キロで更に落ちたが今回は3分25秒と目標タイムに戻せた。

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昨年よりは断然速い。その証拠に昨年上位だった30代強豪エイジのK選手と並走。 一度は前に出られたが維持の並走。追走では駄目。前に行かないと。

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2周目は次のランの事を考えがち。確かに3種目を安定してまとめれば好タイムになるでしょう。しかし、1種目ごとに出し切れなければ成長出来ません。プッシュ!プッシュ!

前を行く選手を次々にパス。

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ここでペースを抑えてバイクに移ったところでバイクのペースは上がりません。とにかく前に追いつき追い越せ。

トランジットエリアに入って落ち着くのではなく、バイクの前まで一気に駆け抜けます。

そして、バイクを預ける時に必ず流れをイメージしていますので、そのイメージ通りに素早いトランジットでバイクへ。ここでも順位を大きく上げられました。

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国体での乗降車ラインのペナルティー受けましたので、ここは慎重にラインを越えて。コーナーなのですぐに乗らずに直線でコースインできる場所まで走ります。曲がりながら飛び乗ってシューズ履くのは大変ですから。

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最初からいい感じで踏める。ワット数も280~300w位出ているし、フォームも良い。 バイクパートも積極的に踏んで。攻めていきます。

そして、1周目が終わると目の前にはSAメンバーのYさんの姿。

今年、全戦バイクパートで遭遇。 しかも、1周目が終わるとログインしてきます。

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3周目。

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4周目。
抜きつ抜かれつのデットヒート。このバトルがいつも良いペースを保つ秘訣になっています。 ドラフティングをするわけではありませんが、集中力が違います。

しかし、TTバイクの平坦での速さは別格ですね。 今回のレースで厚底とTTバイクが嫌いになりました。

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Yさんはなんとか振り切ったものの、他の上位陣には差を広げられてしまった。もっと高い出力を安定して出せる様にしていかなければ。

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第2ラン。
脚が攣りそうでしたが、最近「攣りそうだ」と思うと攣るんだという事に気が付きました。筋肉ってイメージ通りに動くわけですよね。ただでさえも高負荷で攣りそうなところに意識したら、そりゃあ攣りますよ。

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意識の甲斐あって3分40秒を刻んで行きます。 これは昨年よりもだいぶ速いタイム。 年代別のライバルが近づいてきている。 更にギアを上げて!

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後ろからも追い上げられてきている。前だけでなくこれも負ける訳にはいかない。 国体に選ばれてから、良いプライドが出てきたと思います。代表選手なんだから例えどんな勝負であっても気軽に負けてはいけない。そう思えるようになったのが凄く良かったです。たしかに、このレースで後ろの選手に抜かれても順位が一つ下がるだけ。でも、「抜かれてもいいや」そう思って諦めた気持ちの弱さは自分の成長には繋がらないし、むしろ駄目になっていくだけ。

だから、絶対に負けない!
昨年年代別シリーズチャンピオンを争ったライバルに追いつき、ラップタイムも3分30秒に。

かなりペース上げているのに後ろの選手は着いてきている。
ラスト200m。後ろの選手を応援している人が「○○ナイスラン!ラスト!」と言っていた。

このままでは抜かれる。
こちらも負けずとスプリント。前方に別の選手も見える。後ろから逃げるのではなく、前の選手を最後の最後まで追う。

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あと一歩。前の選手に届かなかったが、後ろからは逃げ切れた。 走りは勿論、メンタルも素晴らしい走り。

 

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かなり疲れた。動きたくない。そのくらい追い込めたので良し!
昨年よりも全体で1分30秒タイムを縮めたし順位も17位から9位へとジャンプアップ。 十分に上の順位を狙える手応えがありました。

さて、一緒に参加しているYさんの応援へ。

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楽しそうに走っています。 しかし、余裕過ぎでは?追い込みが足りないと思い…。

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無言のプレッシャーを与えてみる事に。
でも、実際は楽しく走っているだけで追い込んで走っていました。

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決して力を残して走ったら余力があるのではなく、皆さんも出てみるとわかります。この高負荷のレースから解放された瞬間の安堵感。

短い時間ではありますが疲れを知らない体になった気分になれます。

次は最終戦。
このままいけば年代別シリーズチャンピオンは目の前。折角ですからキッチリ狙っていきます!

スタッフ 立道国一
スタッフ
立道国一