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サドル位置

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おはようございます。

合宿も後半戦に入りました。前回は事務作業が苦手で大変だ!的な内容でしたが、今日はもう少しまじめな話を。。。

サドル位置。サドルの高さはメジャーで測りやすいし皆さんが気にされるところだと思います。熱心なサイクリストになるとサドル高プラス、サドル前後位置と角度までしっかりとチェックしているかと思います。

選手時代は元祖前乗り推進委員会会長を務めさせていただいておりましたが、サドル位置は前がいい!!とずっと話をしてきました。もちろん今でもそれは変わりません。

が、こちらに来て久々に強烈な後ろ乗り(サドル位置が大きく後退)しているバイクで2時間ほど乗ってきました。自分に快適と思われる90-100回転ではなく、70回転ほどのスローな感じで乗ってみたのですが、これがすごい楽!!おそらく適正位置よりもサドルは4㎝程後退しています。

20190215-3

先ほどの前乗りがいい‼はどうなったんだ?!と思っている方も多いかもしれませんが、すごく楽!なのは平坦路で登りはびっくりするぐらい登れませんでした(笑)

 

 

これはどういったことかというと、エンジンがポンコツなんです!

 

 

・・・・・・。

まあその通りなのですが、そもそも前乗り後ろ乗りはどういった定義なのか、再考してみましょう。

よく言うサドル前後位置の合わせ方で、クランク3時で膝小僧がペダル軸垂直線上にあるのがニュートラルで、それよりも膝小僧が前に来るサドル位置(または腰の位置)が前乗り、また膝小僧よりも後ろなのが後ろ乗りになります。

ここで重要になるのが、ライダーがペダルを回すときに持つイメージです。ペダル円周をイメージして一般的に何時から何時まで踏んでいくか?ペダル円周の上が12時、下が6時、前が3時ですね。これでよく言うのは1時とか2時から踏んで5時ー6時には入力終了(片足です=ペダリングは左右なので)。前乗りだと後ろにけりだすイメージで2時ー7時。後ろ乗りだとペダルをまえに蹴りだすイメージで12時-5時で僕はイメージして乗っています。一般的に言う上死点12時の位置が前乗りと後ろ乗りでは変わってくるというものです。前乗りだと体重を生かしてのりやすく、後ろ乗りだと脚の筋力と臀筋を生かしやすい傾向があります。

前乗りだとサドルに乗る体重からペダルに預ける体重が行いやすくなります。またバイクはどれもよく進む重心ポイントがあって、登りの場合バイクが前上がりになるのに合わせてライダーの重心も前に持ってくることで適正位置に修正されます。前乗りして、普段よりも上体を起こすと、移動位置分よりも移動量が減ってしまうので注意が必要です。

ざっとサドル位置とペダリングイメージンついて書きましたが、後ろ乗りのバイクだと平坦路で大きめのギヤでトルクをかけやすいので楽に乗れますが、そもそも鍛えていない体で登りを登るときに重力には逆らえないので、登れませんでしたといった反省文の内容でした。

また時間があればこれにペダリングの左右のつなぎとトルク変動、クリート位置の話も書いてみたいと思います。

代表 鈴木雷太
代表
鈴木雷太