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ツール・ド・美ヶ原レポート

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6月30日は松本市のヒルクライム大会『ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2013』に参加してまいりました。


本大会は、松本市浅間温泉をスタートし、直後いきなり本大会最大の難所である斜度16%もある通称『激坂』と呼ばれている上り坂を登る事になる。
全長21.6km
ゴールは美ヶ原高原であり
スタート地点からゴール地点までの標高差は1,270mのコース
激坂を越えると程良い緩急のある坂を登り続ける
レース終盤になると高原ならではの、遥か続く北アルプスや
松本市街地を一望できる気持ち良い景色と
きれいな空気が体を癒してくれる
辛い分、ゴールした時の達成感をしっかりと味わう事の出来るヒルクライム自転車大会です。
自身の参加は今年で三回目。
当日スタートまでの順序は慣れているものの
大会というものは何回参加しても非常に緊張するものです。
スタート直前の整列になると若干手が震えます。
準備は万端、いざスタート
走り始めれば緊張はどこへやら、これから向かう坂に意識が向きます。
まず直後に表れるのが難所『激坂』
去年は雨降りの中ライン取りを間違えて大変な目に会いました。
今回は練習でしっかりライン確認を行い、さらに他選手と密集して走らない様に
なるべく後方からのスタート。他の選手の走りをしっかり確認しながら、
走りは『絶対に頑張らない事!』を意識して登る。
対策をしたおかげで、そこまで息を切らさず激坂区間を終了
ここまでのタイムは17分30秒
今回の目標は1時間20分を切ることを設定しているので
予定通り!
美鈴湖を越えると再び登りの開始。
ここからが大事
脚が細く体力の少ない自分はすべてを頑張ると、
あっという間に足が攣って終了してしまうので、
程良く休む区間と、しっかりとペダルを回す区間に分けて走ります。
周りの速い選手につられて、オーバーペースにならない様に意識しながら。
去年は中盤に無理をしすぎて後半に脚が攣って自転車から降りてしまったので、
なおさら気を付けます。
しかし、1時間20分切りは自分にとって大きな壁であり、ついつい体に力が入っていたのですね。
中盤を終え、気付いた時には遅し、オーバーペースだったのです。
攣りそうな脚を動かしながら、心の中では
『また…また…やってしまったーー!!!』
と大きく叫ぶ。
いつもなら加速して時間短縮を図る場所で、力が出ない。
そのために、少し力を抜く区間では頑張らなければならない。
焦った気持ちが、その悪循環を繰り返す。
1時間20分は切る事ができず
1時間24分52秒でゴール。
脚こそ攣らずに走ったものの、ゴール直前のラストスパートも出来ず
えっちらおっちらゴール。
来年に向けてもっと頑張らなければいけません。
よし、来年こそ大幅時間短縮だ!!
と帰りの道中、心の中で小さく叫ぶ。
帰り道、大会手伝いの方々等が
『お疲れ様』
『お疲れ様』
と拍手をしながら参加者に声をかけてくれる。
疲れ切った体に染み込んで
涙が、出そうになりました。
苦しく、楽しく走り切る事が出来ました。
ありがとうございました。
スタッフ 髙坂