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スタッフ山田の2012 SDA in 王滝参加レポート (前篇)

ニュース レポート

2012年のSDA in 王滝に参加してきたので、レポートを掲載します。今回かなり内容が多くなってしまったので、前篇、後編に分けて掲載します。


国内のマラソン、耐久系のイベントの中で私が知る限り、一番過酷だと思うレースがSDA in 王滝。
競技時間やコースの長さはともかく、激しいアップダウン。荒れた路面。目まぐるしく移り変わる天候。
そして、長く過酷なレースを走るために、必要最小限で最大の効果を得るための装備。
ライダーへの負荷は勿論、自転車も耐久試験か?と思われる程の過酷なレースなので、終わってゴールした後は文字通り人も自転車もボロボロ。
しかし、そんなどうしようもない過酷の魅力に引き寄せられてしまうんですね~~。
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さて、今回体の方はある程度動かしていたので練習でも思いのほか体が動いてくれたので、レースはずいぶんと楽しみだ。
パワージェルを携帯用のボトルにたっぷりと詰め込み、パワーバーもしっかりパッキング。
バイクをきれいにし、増し締めや点検整備をして、装備類がずれたりしないようにして、準備完了。
そのままレース会場まで移動して朝まで仮眠。
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レースは非常に参加者が多いため、自転車は出来るだけ前の方に並べてその後、少しばかりの仮眠。
王滝はスタート前のトイレ待ちが名物だけど、今回は秘密兵器の携帯トイレを持っていたため、そんな心配事に心煩わせらる事もなく快眠快眠。
スタートは10列目ぐらいかな??さすがに長距離のレースだけあって、スタートは和やかなムードですね。最初は大人数がひしめき合っているため、接触や落車の危険もあるけど、流れに身を任せて急な進路変更さえしなければ、超大人数の集団走行を満喫できます。パレード走行自体は、そこそこのペースで進んでいくので、自然とレベルの近いライダーが周囲に集まってくる。
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ついに先導車が離れ、林道の本コースに突入。最初の登りでまず王滝の洗礼を受ける。長い登りに息が上がり始め、下からの突き上げのダメージが先行きを不安にさせる。王滝のまず最初の関門といったところかな?しかし、最初から無理しすぎても、後でコテンパンにやっつけられるためしばしの間は、はやる気持ちとのせめぎ合い。ガマンガマンのマイペース。
今回はあまり長距離長時間の練習が出来なかったので、ハンガーノックが比較的早くやってくると思い、こまめにパワージェルを補給しながらレースを進めていく。
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ところで、このレース。尖った石の多いコースゆえパンクのリスクが非常に高く、さらに一度パンクしてしまうと悪条件下での修理になるため、2度3度と続けてパンクする事が非常に多いため、下りではまずパンクしない事が最優先になる。
そのため、あまり攻め込んだ下りはしないけど、そこで多少のタイムロスがあったとしても、パンクした時の精神面、時間面に及ぼすダメージと比べたら微々たるものだ。
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やがて、2時間も経過する頃には周囲のライダーもまばらになり、お互いに競り合いながらペースをキープする事が難しくなるため、レースはだんだん内面との戦いになってくるがここから先が、このレースの醍醐味といったところか??
後編に続く!!