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野尻湖トライアスロン  ~昨年の自分をぶち壊せ~

ニュース レポート

50位という結果に終わった昨年の野尻湖トライアスロンから1年。


長野県唯一の大会で毎年気合を入れて参加している野尻湖。
今年は国体予選会ではありませんが例年以上に特別な思いをもって参加。
なぜなら、50位に沈んだ昨年。心の片隅にずっと悔しい気持ちがありました。それを晴らすことが出来るのはやはり野尻湖しかないからです。
前日は受付等レース前準備。
長野県のトライアスロン界ではちょっとした有名人ですので大会関係者に声を掛けて頂きました。『頑張ってください』『期待しています』背負いきれない位のプレッシャーを頂戴しました(笑)
しかし、プレッシャーも楽しんでしまえば何てことはありません。しかも、野尻湖は一人ぼっちではありません。仲間が沢山いますから。
当日は天候が心配でしたが…。晴れました。
準備を済ませて会場へ。
もはやここは庭。あっと言う間に準備を整え戦闘準備完了!
恥ずかしいのでテレビの取材を避けるようにアップ開始。体は軽すぎず、重すぎずちょうどいい具合。メンタルも気合十分。
そしてスイムスタート地点に向かう準備している時についにテレビ局の人に捕獲されました。とりあえずカッコイイ事話しておきました。
マークする選手を探して近くにポジションを確保。そして、スタート。
前半は早い選手に前方確認は任せてとにかく遅れない様に泳ぎます。
しかし、自分のペースが中途半端。先頭集団にはついていけないし、後方集団よりは早い。一人ぼっち。
ですが、後方には有力選手がいるのが分かっていたので今さら後方に下がる事は許されません。昨年50位。今回攻めのレースをしてつぶれても失うものは何もありません。
そのままの位置をキープしてスイムアップ。1541854848484484.jpgこの時点で5位。
バイクスタート。スイムで大分プッシュしたので心拍が上がり過ぎ。心拍は限界近く、しかし、ペダリングはMAX。辛すぎて楽しくなってきます。
ここで大事なのは心が折れないこと。前をしっかり見て出せるだけのパワーを出す。
しかし、後ろから来た今回の優勝者藤井選手にぶち抜かれました。離れてはいけない。けど追いつけない。今できるのは落ち着いてペースの回復。挽回の可能性はまだあります。
787897484151465.jpg今年はストイックアカデミーメンバーが応援に駆け付けてくれたので毎周回気合をもらい、良いラップタイム。でも、頑張った分この感じだとランでペースを上げるのは難しい感覚が…。いや、昨年とは違う。ランに自信あり!
トランジットに入り今現在2位という事を聞き驚きました。
予定では前にいるはずの菅沼選手をバイクで抜かしていたよう。『2位をキープ』いや、それは違う。『可能性がある限り1位を追え!』例え追いつかれても3位。1位でなければ2位も3位もかわらねぇ!
とにかく攻めて、突っ込んで入りました。最初の1キロ3分35秒、2キロ7分10秒。後ろは絶対見ない。『前だ!前!』ただひたすらに前進。
しかし、登りになってペースがガタ落ち。バイクの疲労が出てしまいました。何とか折り返し付近までは2位を維持しましたが追いつかれ3位。4位とはかなりの差が有ったので後は自分と戦うのみ。
すれ違う仲間に『ガンバッ』と気合を入れながら…。
5489489489498498.jpgそして、ゴール。1位を目指して3位。普通なら敗北です。ですが、今回は違いました。とても嬉しかった。出し切れたし、1年前に戻りようやく再スタートが出来た気がしました。
目標に向かって努力をして報われる。仲間に応援してもらえる。自分の頑張る姿で人に感動してもらえる。目標を達成した時のあの笑顔。スポーツの素晴らしさを改めて実感しました。
この気持ちを忘れることなく次の目標に向かっていきます。