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全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

ニュース レポート

9月7日は乗鞍へヒルクライムのレースに参加してまいりました


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会場に向かうまでは非常に激しい雨が降っており、開催するか非常に不安でしたが、
集合時間になると徐々に小雨となり、
それでもゴール地点は悪天候のため約1km短縮になってしまいましたが、
無事にスタートすることが出来ました。
私はレースには『ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会』しか参加したことが無かったのですが、
国内でも人気の高いレースだけあり、雨の為棄権する方が多くいたにも関わらず、沢山の参加者に驚きました。
スタート直後は緩い勾配が続きます、先頭集団から置いて行かれない為にハイペースで走っていく選手たちの集団は、まるで生きた槍のように進んでいきました。
美ヶ原の激坂では、早々に選手達が散らばるのですが、密集して走って行く選手を間近で見るのは初めてで、見えなくなるまで迫力を感じていました。
雨は止んでくれましたが、周りは霧に包まれ、景色は楽しめず淡々と走ります。
途中、数カ所に滝があり、その音に癒されます。
今回気を付けたのが、『勾配がキツイ所は、とにかく頑張らない事』でした。
最近では、頑張らないつもりでもつい気が急いてしまい、徐々に自分のペースを崩してしまいます。ここぞという時に、足が回らない…そしてまた焦る。
そんな悪循環はさよならです。
勾配がゆるくなったら頑張り時です。
息をするのが辛くてもこらえます。
無理をして重いギアを漕がずに、ぎりぎりなるべく回せる速さでペダルを漕ぎます。
ここで気を抜くな、我慢だ、我慢だ、我慢だ、とずっと言い聞かせていました。
そうしていると、前を走っている集団の選手達の背中が徐々に近づいてきます。
同じ色のゼッケンです。嬉しくなりました。
もっと先へ行きたい、もっと走りたい

っと、もっと…そう強く感じました。
感じると同時に
ワクワク楽しくてしょうがなくなりました。
辛いのはどうでもよくなり、むしろそれもひっくるめて楽しくてしょうがなくなりました。
一歩一歩、一漕ぎ一漕ぎが体に刺激を与えてくれます。
自分で、こんなに自転車を進めている感覚があるのは初めてといっても過言ではないくらいでした。
そうして、位ヶ原山荘を越えた瞬間
あたり一面の白い霧は、いきなり消え失せ
目の前には、今まで嘘だったかのような青い空、その中に高くそびえたつ雪の残る乗鞍岳の絶景が広がりました。
世界が一変したようでした。
アドレナリン大放出です。
そのままひたすらに漕いで、最後まで楽しくゴールです。
タイムは1時間13分8秒でした。
景色も良いだけではなく、大会ならではの刺激も楽しめました。
人気な理由もわかりました。
ありがとうございました。