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EPSテクニカル・セミナーに行ってきました。

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一体どれ程の実力なのか…


2012-11-23-1.jpg最近ロードバイクの変速に従来のワイヤーではなくモーターの力を使い変速する電動変速機を見かけるようになってきました。
今現在電動シフトを発売しているのは皆さんもご存じの日本が世界に誇るシマノとヨーロッパの名門カンパニョーロです。
シマノのDi2は自分も使っているので組み立て方などはマスターしていますが今回は見た事しかないカンパニョーロの電子式ドライブトレイン・コンポーネントのEPS(エレクトロニック・パワー・シフト)の組立及び調整方法のセミナーに参加してきました。一体どんなものなのか楽しみです。
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今現在カンパから発売されているEPSはスーパーレコード、レコード、アテナの3種類です。
基本的なモーターを使って変速をするのはシマノと一緒ですがEPSのほうが多機能な面があります。
まず、シマノではスプロケットのロー側とトップ側の位置調整を従来通りアジャスとボルトによる調整をしますがEPSにはこういった調整ボルトなどが付いておらずすべて内蔵されているCPUに記憶させます。
また、Di2はスイッチを押すごとに1段づつの変速のみですがEPSは1段づつはもちろんスイッチを押し続ける事で多段変速も可能です。
その他にも負荷が掛かり変速しにくい所ではフロント、リアディレイラーが自動的に通常よりも大きく動く事で変速をしやすくしたり、バッテリー残量が減るとブザーが鳴ったりと長年自転車のコンポーネントを作り続けているカンパニョーロならではの機能があります。
しかも、これはあくまでも個人的な感想ですが同じモーターを使った電動変速機なのに感覚がどこか違う気がします。シマノは日本人が作った精密機械という感じですが、カンパのEPSはどこか人間味を感じるような気がします。これは1度はカンパのコンポーネントを使った事のある人なら分かってもらえると思います。
良い機能も付いているEPSですので使ってみたい気もするのですがさすがカンパニョーロと言ったところでもの凄くハイエンドです。スーパーレコードは55万、レコードが45万、アテナでやっと30万を切る位なので、ご予算には覚悟が必要です!!
とにかく、EPSを含めまだまだコンポーネントは進化していくと思います。
皆さんもまずは電動がどんな物なのかお店に試乗車があるので体験してみて下さい。
                                              スタッフ 立道